ちゃんとしていたい。でも、無難にはしたくない。ゆーひです。そういう少し硬い場面で選びたくなったのが、Bicerinコーヒーサンド。1763年創業のイタリア・トリノのカフェが手がける焼き菓子で、黒い箱にゴールドの個包装という佇まいもかなり端正です。上司や取引先への手土産って、目新しさだけでは選びにくい。その点これは歴史がありつつ、古く見えない。きちんと相手を見て選んだ感じが自然に残るのがいい。
食べる前は、もう少し重ための味を想像していました。実際は、噛んでいくと香ばしいクッキーの中からコーヒークリームの上品な苦味が出てきて、そのあとにラムレーズンの芳醇な香りが重なります。甘さだけで終わらず、最後に少し大人っぽい余韻が残る。このまとまり方は結構好きです。コーヒーとはもちろん、紅茶と合わせても自然。派手なスイーツが好みか分からない相手にも出しやすい味だと思います。箱を開けてもゴールドの個包装で、最後まで崩れないのも手土産として強い。
「無難」ではなく、「きちんと外さない」。この差が、Bicerinコーヒーサンドのいいところかもしれません。実際、『“接待の手土産”セレクション2025』で「特選」に選ばれているのも、少し改まった場で手に取りやすい理由のひとつ。目上の人へのGiftは、攻めすぎても違うし、守りすぎても自分らしくない。その間にちょうど置ける一箱です。次に少し背筋の伸びる予定が入ったら、たぶんまた候補に戻ってきます。


